先日の中古ノートパソコン用の増設メモリ買った時といい、DDR4メモリが高騰してましてね、初自作のデスクトップパソコンもGPUやらSSD増設やら変更した最後にメモリ64GB以上を考えようかなと思っていたのですが、ちょうどジョーシンでDDR4-3200 32GB×2枚組のメモリが1.7万で売られていたので、後々と考えてたメモリを先に購入しました。

Crucial Pro DDR4-3200 32GB×2(CP2K32G4DFRA32A)
2025/08/10の夜に16800円で購入。
ジョーシン通販でこのメモリが8/17までセール価格だったので少し様子見しようと思いましたが、残り10個ぐらいあったのが1,2時間で残り7個になった衝動で注文。そのあと、さらに2,3時間後に3,4個減って1日経たずに完売しました。
パソコンに取り付けて性能が上がる訳ではないですが、既存のCrucialメモリ(無印)DDR4-3200 16GB×2との4枚挿しで96GB認識してメモリ負荷テストもエラーなしで通常運用でも安定してます。
当PCスペック
- CPU:Ryzen7 5700G
- M/B:MSI MPG B550 GAMING PLUS(BIOS 7C56v1J3 → 7C56v1J)
- RAM:Crucial CT2K16G4DFRA32A(16GB×2)+ CP2K32G4DFRA32A(32GB×2)
- SSD(システム):Crucial MX500 1TB
- OS:Windows 11 HOME 24H2
購入したメモリ2枚挿し動作チェックを終えてから、マザーボードのBIOSを更新してます。
メモリを購入する前に、CrucialのサイトとMSIのマザーボードの互換性から動作確認済みです。MSIのサイトでは2枚組メモリの動作が書かれていなかったので、1枚の「CP32G4DFRA32A」にて確認しました。
まずは届いたメモリ2枚挿しで動作チェック
まずは初期不良チェックで2枚挿しで起動確認します。

ヒートスプレッダーの厚みでスロットに挿しやすい。

起動するとメモリの推奨スロットと「違うスロットに挿していますよ」とマザーボードから注意画面が出るのですが、推奨でないものの認識するのでこのまま続けます。
メモリは2666MHzで認識。BIOS画面からXMPも使えるようになっています。
DDR4のCrucial ProはXMPが付いてるもののOCメモリではなく定格メモリなのですが、マザーボードで2666MHzや2400MHz動作になった時に、XMP有効でXMPのプロファイルを読み込むことで”定格”の3200MHzで動作させることを可能にしてるのかなと思います。
このままPassMarkのMemtest86実行してメモリの動作チェックを行いましたが、8時間経過しても2周目最後の項目を実行中…

メモリテストは全4周あるので終わるのに相当な時間が掛かりそうで中断。
オプションで「テスト14 DMA 検査」を有効にしたからか終わる気配がしないので、Memtest86派生のMemtest86+を実行します。長い間更新が止まっていたMemtest86+、2020年頃から更新が再開された。

XMP有効でDDR4-3200動作にしてMemtest86+を実行。
6周目実行中でエラーなしです。PassMark 無料版では4周までなので、5周エラー無しなら大丈夫そうでしょう。
続いてメモリ4枚挿しで動作チェック
購入したメモリでエラーが出なかったので、今度は既存のCrucial スタンダード(無印)との4枚挿しの96GBにして動作チェックします。

ヒートスプレッダーでメモリの向きが分かりにくいので、スロットに挿すメモリの向きは注意深く確認を。


メモリ4枚挿しのときに向きが違うまま中途半端に挿して電源入れてメモリーエラーで起動しなかったのでメモリの向きには注意です。その後メモリ挿し直して普通に起動した。

メモリ4枚挿しでBIOS画面の起動確認。マザーボードかCPUのメモリコントローラーの仕様かで4枚挿しは2400MHz動作で認識します。
XMP対応のCrucial Proを優先スロット「B」に挿すと、何故かマザーボードのBIOS画面からXMPが使えるようになります。
XMP非対応のCrucial無印を優先スロットにするとXMPが使えないので、マザーボードがメモリを認識する順序なのかこれはこれで面白い。

Memtest86実行は、メモリ4枚挿しでXMP有効にして3200MHz動作で行います。
何度もメモリチェックの時間かかり面倒なので、(OCなしの定格動作で)XMP有効で一番厳しくなってるであろう条件でMemtest86を実行します。

メモリ4枚挿しはPassMark版Memtest86。テスト14はチェックせずにデフォルト設定のテスト13までで行いました。
エラーなくクリア。
メモリ4枚挿し3200Mhzでも問題なさそうです。
マザーボードのBIOSも更新
メモリ購入したので気分も一新して、気分も新しくするのにBIOSのアップデートもしました。
- 7C56v1J3(Beta) → 7C56v1J


いつもBIOSフラッシュから行うので、BIOS画面から更新。こっちの方が緊張します。
BIOSの更新内容が「AGESA ComboAm4v2PI 1.2.0.E」へのアップデートでセキュリティ関連なので、メモリ動作の改善などは含まれてはいないのですが、新しいBIOSが来て3ヶ月経過してるので大丈夫かなと。
セキュリティが更新されるので良いことなのですが、毎回BIOSの設定がリセットされるので、再設定が面倒なんですけどね。
Prime95とOCCTで負荷テストも実行
メモリ4枚挿し3200MHz動作でPrime95 Blend 6時間とOCCTのメモリ負荷テストを1時間実行しました。


Prime95はエラーなく終了。

OCCTも同じくエラーなく完走。
メモリのエラーが無かったので安定してそうです。
意味ないかもしれないけどCINEBENCH R23 マルチ実行
メモリ増やしたところで意味ないかもしれないですが、CINEBENCH R23マルチを1時間実行。

スコアは13025pt
ベンチスコアが上がりやすい条件でベンチを走らせていないので、CINEBENCH R23 マルチのスコアが11000~14000ほどとバラツキがあるので、メモリ増設してもスコアは変わってないです。
メモリの余裕は心の余裕かも
メモリを32GB→96GBに増設したからとゲームのフレームレートが向上したり動画編集のエンコード速度が速くなることは無いのですが、メモリに余裕があると気持ちが違いますね。
無印のCities Skylinesを起動すると消費メモリは18GBほどに。場合によって消費メモリが20GBになることもある。

Windowsの設定でHDR有効のままスクリーンショット撮ったので白飛びしてます。

5700Gの内蔵グラフィックスなのでVRAMに8GB割り当ててるのですが、メインメモリが32GBでCities Skylinesを実行するとメモリに余裕ない感じでしたが、96GBにするとかなり余裕があります。
メモリの増設は最後にと考えていたのですが、DDR4メモリが2倍以上に高騰してる中で値上げ前の相場1.7万円弱で購入できたのは良かったです。
メモリ64GBでも十分な気がしますが、16GB×2枚あればサブPCも出来たりするので、32GB×2枚で買って良かったかなと。
Crucial スタンダード(無印)とCrucial Proのメモリ4枚挿しが相性で動かなかったとしても32GB×2の64GBで動作出来る訳ですし。
ちなみに、Crucial ProのメモリOCについてですが当環境だとメモリクックのみ数値を変えて、他の電圧やレイテンシは自動のままで行い3266MHzまで起動確認。

XMP非搭載のCrucial DDR4-3200(無印)メモリだと3600MHzや3800MHzでBIOS画面の起動確認は出来ていたので(前のマザーASUS B550 TUFで3600MHz動作でFF14黄金ベンチは完走した)、Crucial Pro何とも微妙な結果となりました。
マザーボードの相性やメモリ個体かもしれないですがProの方がOCにシビアな気がしました。

