去年の11月に購入した液晶モニター「アイオーデータ KH-GDQ271JA」、モニターのライン出力にPCスピーカー、イヤホン出力に延長ケーブルからのイヤホンとして使っているのですが、イヤホンの延長ケーブルが1mなのでモニター縦にする際に短いと思いダイソーで2mの延長ケーブルを購入しました。

さっそく接続して使っていたのですが、モニターの操作が勝手に音量変わったり、リモコンと本体ボタンからも受け付けないことに気づきましてね、どうやらこのモニターのイヤホンジャックが4極でマイク入力の他に音量コントロールも出来るみたいで、これが原因で誤動作してました。
モニターにイヤホンマイク接続してのボタン押してる間モニターの操作を受け付けなくなる。そのままボタンを長押ししてるとモニターに「現在の設定を保存しました」OSDのメッセージが表示されるので、ある程度モニターの操作が行える模様。3極プラグの接触不良がこれの誤検知だと思う。
というのでヨドバシカメラの通販で色々ケーブル購入。

結局、モニター誤動作の原因は3極ケーブルの接触不良だったみたいで、新しい金メッキの3極延長ケーブルに交換して解決しました。
イヤホンの4極,3極の違いについてはサウンドハウスのサイトに詳しく書かれています。
オーディオのステレオミニ4極プラグは「CTIA」と「OMTP」規格の2種類あるそうですが、ここでは『CTIA』について述べてます。
新しいケーブルに変えてモニター誤動作は解決したのですが、購入したケーブルのうち4極延長ケーブルを接続するとモニター内蔵スピーカーから音が出るようになったので、これについても色々ケーブル組み合わせて確認してました。
4極延長ケーブル接続したらモニター内蔵スピーカーから音が出る

使ってるイヤホンがダイソーの500円イヤホンマイクで、これが4極なので液晶モニターからの延長ケーブルも4極にしました。
イヤホンから音が出てモニターの誤動作もしなくなったので良かったと思ったのですが、延長ケーブルからイヤホンを抜くとモニターのスピーカーから音が出ていました。
スピーカーで聞くときはモニターのライン出力に接続した外部スピーカーから音を出してるので、モニターのスピーカーから音が出るのは困ります。
外部スピーカーでのイヤホン抜き挿しや音量調整が面倒なのでモニターのイヤホン出力とライン出力2つを使っています。
それで、購入したケーブルの組み合わせを色々試したのですが、4極,3極でモニターの内蔵スピーカーから音が出る、イヤホンから音が出る、関係がややこしいです。
4極,3極でモニター内蔵スピーカーとイヤホンから音が出る関係
モニター内蔵スピーカーから音が出たり出なかったりのケーブル組み合わせ。
使用してる液晶モニター「KH-GDQ271JA」での確認なので、他のモニターや機器だと音が籠ったり小さかったり、また挙動も違うかもしれないです。
図はイメージです。
3極延長ケーブル接続

4極イヤホン出力から3極プラグの延長ケーブル挿入。
モニターから音は出ません。3極プラグの状態が悪いとプラグ挿したまま回したりの接触不良で4極のMIC・コントロールが誤認識してモニターの音量が勝手に変わったりします。
当たり前ですが、3極延長ケーブルにイヤホンを挿すと音が出ます。イヤホンは3極、4極どちらも使えました。
4極延長ケーブル接続

モニターの4極イヤホン出力に4極の延長ケーブル挿した状態。
このままだとモニターから音が出る。延長ケーブルの先にイヤホンやヘッドホンを挿すとモニターの音がミュートになりイヤホンから音が聞こえるようになります。
4極プラグのイヤホンにコントロールボタンがあれば音量変更などの操作が出来ます。
3極プラグの場合、プラグの状態がよくなく回したりで接触不良が起きるとMIC・コントロールの誤認識で勝手にモニターの音量が変わったりしてます。
なおAndroidスマホでも同じ挙動で、4極延長ケーブルだけ挿した状態だと本体スピーカーから音が出てました。
4極から3極イヤホン・マイク分岐ケーブル接続①

4極延長ケーブルからイヤホン・マイク分岐ケーブルを繋いで確認します。

4極延長ケーブル同様にモニターから音が出ます。
分岐ケーブル使用はクセが強かったです。
4極から3極イヤホン・マイク分岐ケーブル接続②

分岐ケーブルにイヤホンだけ接続します。
これだとモニターから音が出ますが、イヤホンからは音が出ません。
4極から3極イヤホン・マイク分岐ケーブル接続③

分岐ケーブルにイヤホンとマイクを接続します。
この状態だとモニターがミュートになりイヤホンから音が出るようなりました。
マイク側出力(ピンク)に別のイヤホンを挿してもイヤホン側出力(緑)から音が出ますが、マイク側に挿したプラグで接触不良が起きるとモニターの音量が勝手に変わったりと誤作動します。
イヤホンとマイクを分岐すればMIC・コントロールの誤動作を防げると思いましたが、そううまくいきませんね。
ちなみに今回購入した分岐ケーブル「アクラス SASP-0275」のピンアサインをプラグから、
- L=イヤホン(L)
- R=イヤホン(R)
- GND=イヤホン・マイク(GND)
- MIC=マイク(R)
- 未接続=マイク(L)
になっててステレオマイク左の音は拾えないです。ケーブルによっては「MICがマイクのL・R」の両方に繋がってる製品もあるみたいです。
4極イヤホン端子に3極プラグ挿入は状態の良い金メッキを使用
ケーブルの組み合わせを色々試しましたが、新しい金メッキの3極延長ケーブルがモニターの誤作動無く使用できました。
ケーブル変える前にダイソーで購入した延長ケーブルのプラグもティッシュで拭きましたが、最初は改善されましたが何度か抜き差しして確認してたらまた接触不良による誤作動が発生してダメでしたね。
4極延長ケーブルだと確実なのですがイヤホンを挿してない状態だとモニターから音が出るので、モニターのライン出力から外部スピーカーを繋いでる使い方だと合いませんでした。

新しい金メッキの3極延長ケーブルで4極MICを無効化に。


というので机の下に3極延長ケーブルを養生テープで貼り付けました。

